管理番号 | 新品 :41399224 | 発売日 | 2024/03/27 | 定価 | 15,980円 | 型番 | 41399224 | ||
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1965年に録音された、シカゴ「プラグド・ニッケル」での「フリー」なマイルス・クインテットのライブの全貌を捉えたコンプリート・ボックス。7枚組み。 マイルス・デイヴスという、ある意味でのメインストリーム中のメインストリームのアーティストが出した「フリージャズ」への回答といったらいいだろうか、マイルスが一瞬ステージを降りたあとのハンコックのセシル・テイラー張りのエルボウを使った演奏などは、BNでのレコーディングアーティスト同士であったとはいえ、この時期ハンコックさえが“フリージャズの誘惑”にとり憑かれていたことを物語っている。 なお、パッケージの都合らしくdisc-2がdisc-2a,disc-2bとなっています、したがって実際のCDは8枚組みです。日本で初めて、この演奏の一部が陽の目を見たとき、誰もがマイルスの60年代の実際の演奏に思いを馳せた。レコードでの発表に執拗なまでに神経を使い、テオ・マセロの天才的な編集によって、メインストリーマーとしての姿勢を崩させなかった大Columbia Records。しかし、その裏でマイルスは淡々のその牙を研ぎつつあった。圧倒的なロックの対等を前にして、ビートルズ全盛の時代、マイルスは自らをステージから消してまでフリースタイルには突入しなかった。2000年を越えて発売される「コンプリート・ボックス」群は、そうしたマイルスの真実を次々とジャズファンの前に暴き出し、マイルスがフリージャズやコルトレーンジャズへの回答を決して避けていたわけではないことを証明してくれた。マイルズ