管理番号 | 新品 :17782638 | 発売日 | 2024/04/05 | 定価 | 4,000円 | 型番 | 17782638 | ||
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「自己変容という物語 : 生成・贈与・教育」
矢野智司 / 金子書房
定価: ¥ 2,420
生成としての教育という教育ならざるものの領域を示し、そこから現在の教育理論と教育実践を支えている「発達としての教育」を人間変容の全体性において捉え直すことを試みる。
※ うす汚れやコスレ、カバーふちの細かいヨレヨレなどの使用感があります。ほとんど気になることはないと思いますが裁断面の小口側に小さな薄シミ汚れが少しあります。紙面には目立った傷みはありません。
■目次
Ⅰ 人間になるだけでは不十分な理由
1 サン=テグジュペリの学び
不安を愛に変える生の技法/教える-学ぶは「教育」より広い事象である
2 教育の必要性と可能性という物語
教育の必要性と可能性/野生児という物語/人間の境界を揺るがす他者/野生児のもつ両義性と教育
3 人間になることと人間を超えること
最初の否定/労働と発達の同質性/否定の否定/禁止の侵犯の例としての供犠/内的体験と非-知/禁止と禁止の侵犯の一体性
4 「発達としての教育」と「生成としての教育」
Ⅱ 純粋贈与者としての教師
1 個人の誕生と最初の教師
世俗外個人の誕生/世俗外個人と溶解体験
2 純粋な贈与者としての教師
教師ツァラトゥストラの誕生/同行者としての弟子/贈与者と被贈与者が陥る危険性/ツァラトゥストラとソクラテス
3 至高性を生きる教師
ソクラテスの至高性/ソクラテスの対話
4 対話し物語る教師
非-知を引き起こすダブル・バインド/世界の区切り方を変える/アイロニーとユーモアの教師/物語る教師:隠喩の力/教師の死と弟子の語りのはじまり
5 古代型教師の没落
Ⅲ 非-知を生むメディアとしてのノンセンス
1 成長しないアリス
自己を失うアリス/成長しないアリス
2 ノンセンスの論理とノンセンスの体験
ゲームとしてのノンセンス/世界の区切り方をねじるノンセンス/意味決定の能性を強いるノンセンス/生きた時間を凍りつかせるノンセンス/言葉で作られた意味秩序を解体するノンセンス
3 ノンセンスの跳躍
無への跳躍/タナトス型文学としてのノンセンス
4 自己同一性の物語からノンセンスへ
物語としての発達/ノンセンスのレッスンの必要性
Ⅳ 聖なる他者としての動物
1 認識の体系としての動物
トーテムにおける動物/トーテミズムを生きる子ども
2 優美なるものとしての動物
動物の優美さ/癒す存在としての動物
3 聖なるものとしての動物
聖なる黒ヘビ/聖なるものとしての動物:ふたたびバタイユ
4 供犠の生贄としての動物
供犠における動物/そして、ブタを食べる:供犠の授業
5 教育の彼方
「生成としての教育】とは何か/「発達としての教育」と「生成としての教育」の危機
おわりに-「星の王子さま」に会う
王子さまのノンセンス/キツネのレッスン/王子さまのレッスン/終わりはない
あとがき
引用・参考文献
【管理用】
3734T2390HY
自己変容という物語 生成・贈与・教育 (自己の探究) 矢野智司/著